サーキットを一度走ってみたいけど、レーシングスーツを持っていないし、高価なレーシングスーツを購入するのもちょっと勇気がいる。そんな人はきっとたくさんいるのだと思います。
サーキットを走るライディングギア――レーシングスーツ、グローブ、ブーツ、ヘルメットなどを一式揃えるとしたら、それぞれのギアのグレードにもよりますが、安く見積っても15万円以上。結構な出費ですよね。
でも、やっぱり一度はサーキットを走ってみたい。「Pirelli FUN TRACK DAY」では、そんな方々のために「スポーツツーリング」という、レーシングスーツではなく(スーツでも可です)普段身につけているツーリングギアで、そしてご自分のバイクでサーキットを走るクラスを設けています。
いつものウエアといつものバイク、そして先導ライダー付きで広いサーキットコースを走るのはとても気持ちがいいものです。信号もなければ対向車も来ません。こんなにライディングのことだけに集中してバイクを走らせることができるシチュエーションは、公道では絶対にあり得ません。
スポーツツーリングクラスは、「Pirelli FUN TRACK DAY」を始めた当初の責任者が、「サーキットに来ないような人に走ってもらいたい」という目的で始められたもので、袖ケ浦開催では30名以上の方が参加して、15分×2回のサーキットランを満喫していました。
基本的に「Pirelli FUN TRACK DAY」で毎回、スポーツツーリングクラスが設けられていますが、注目は受付時間。5月の袖ケ浦フォレストレースウェイ開催を例にとると、レーシングスーツを着てサーキット走行をする参加者は7:30~8:15が受付時間で、8:20から安全に走っていただくためのブリーフィングが行われるのですが、スポーツツーリングクラスの受付はそれよりずっと遅い10:50から。走行前のブリーフィング開始も11:10からでした。
レーシングスーツを着て、朝から気合を入れてサーキットランを楽しむようなヘビーユーザーならともかく、朝の7時、8時台に袖ケ浦フォレストレースウェイに着かなきゃいけないというのは普通のライダーにとっては大きなハードルです。ならばそのハードルを取り払ってしまおうということで、この遅めの受付時間になっているのです。どうです、参加したくなったんじゃありませんか?
このスポーツツーリングクラスでサーキットデビューしたのをきっかけに、本格的に「Pirelli FUN TRACK DAY」でサーキット走行を始める人もいらっしゃいます。
ということで、サーキットを走ってみたい、でも……と迷っている方は、ぜひスポーツツーリングクラスに参加してみましょう!
以前はレンタルスーツも用意していました
もうひとつ、スポーツツーリングクラスに参加される方のためにご用意していたのがレーシングスーツのレンタルサービス。これは、今まで一度もレーシングスーツを着たことがなくて、どんな着心地なのだろう、窮屈じゃないのかななどと不安を感じている方々に、その着心地を体験していただこうという趣旨のものです。
これは、「Pirelli FUN TRACK DAY」に毎回、ブースを出店してくれているレーシングスーツメーカーのBERIK(ベリック)さんのご協力をいただいていたもので、希望者には(数には限りがありますが)無料でレーシングスーツを貸出するというものです。
「勝負服」のレーシングスーツの着心地をレンタルで体験していただき、次回は本格的なサーキットランに挑戦したい、そんなふうに期待に胸を膨らませていただくための心憎いサービスです。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響で現在は中断してしまっていますが、感染が終息したらまた再開したいと考えていますので、ぜひご利用くださいね!