写真:大谷耕一
今年も始まりましたPIRELLI FUN TRACK DAY。
相変わらず多くの人にご愛顧いただき、4月12日に開催した今年最初のPIRELLI FUN TRACK DAYも募集開始からたった2日で満員御礼となりました。
参加するみなさんにより楽しんでいただけるようにと、毎年、数々の工夫、改良をしているPIRELLI FUN TRACK DAYですが、今年もさらなる改良を行いました。
具体的には、各走行枠の時間を減らし、その代わり走行会数を増やしました。一回に長い時間走るよりも、ほどよい時間の走行を繰り返していただくことで、一回一回集中して走行していただけるよう、さらに疲労を溜めずに一日を過ごしてもらえるような工夫です。
そして、もっとも大きな変化は「基本マスタークラス」の新設です。
これは、ピレリジャパンのセールスマネージャーが全国の協力ショップさんにPIRELLI FUN TRACK DAYについて聞き取りしたところ、「コースのどこを走ったらいいか分からない」というお客さんの声がとても多かったため、少人数を先導付きで走行していただくことにして、各走行前(今回は3回の走行がありました)にはインストラクターと事務局の川野さんによるブリーフィングを行うこととしました。

また、各回のブリーフィングもそれぞれ内容を変え、習熟度に合わせて理解を深めていただく内容にしてあります。
そして、完全先導走行の一回目、二回目に加え、三回目はフリー走行として自由に走っていただくようにしましたが、もちろん先導を希望する方には臨機応変に先導が付くなど、安心して走行を楽しめるような内容としています。

今回参加した方は計19名(女性2人)。ミドル、ミドルファーストクラスで走っていたけどコースのどこを走っていいか分からない、あるいはスポーツツーリングクラスややさしいバイクレッスンの経験者でミドルにステップアップしようとしている方が参加してくださいました。
では、今回の基本マスタークラスに参加してくださったお客さんに、感想を聞いてみましょう。
PIRELLI FUN TRACK DAYは今回が4回目で、いままではミドルクラスやレッツ125/250クラスで走っていたけれど、走り方がよく分からないとのことで参加したのはYZF-R15に乗る原田真由美さん。
「いつも以上にゆるい気持ちで走れて、コースもじっくり見られました。ペースもゆっくり目なので、サーキットを初めて走る人にはとてもいいと思いました。私もライン取りに少し自信が持てました」
その原田さんに誘われて参加したのがZX-25Rに乗る田中未来さん。サーキット走行の経験は数回あるけど自称「万年初心者」です。
「袖ヶ浦を走るのは初めてで、先導がいなければ迷ってしまいそうでしたが、ゆったりとしたペースで余裕を持って走れました。回を重ねるうちに、サスの沈み込みなども分かるようになり、とてもいい練習になりました」

昨年の10月に二輪免許を取ったばかりというハヤブサに乗る黒沢正人さんは、広川モータースさんのススメで今回が初サーキット走行。
「まったくの初心者で、袖ヶ浦に着いたときもどこに行けばいいか、どこにいればいいかもまったく分かりませんでした。ライディングの知識も全然ないので、最初のブリーフィングのときも話していることが難しくて理解できませんでした。でも、一回目、二回目は前の人にならって走っているうちにだんだん慣れてきて、いままで出したことのないようなスピードで走ることもできました。こんなに自分のバイクがヒラヒラ動くんだと感動しました。ボクみたいな初心者でも安心して走れるので、こういうクラスを増やして欲しいですね」

初めてPIRELLI FUN TRACK DAYに参加する方、また何度かサーキット走行を経験しているけどどうもスムーズに走れないという方は、ぜひ一度、この基本マスタークラスに参加してみてください。きっと目から鱗がポロポロ落ちるはずですよ。
また、PIRELLI FUN TRACK DAYに参加したことがある方も、気になることや、もっとこうしてほしいという声があれば、申し込みウエルカムショップさんにお伝えください。ピレリジャパンスタッフが、そんな声をお待ちしています!
■FUN TRACK DAY 2025年間スケジュール
https://pmfansite.com/pirelli/fun-track-day/