Photo/大谷耕一、ピレリジャパン

4月13日(土)に千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイでキックオフした2024ピレリファントラックデイ(以下FTD)。

今年で17年目を迎えるFTDは、みなさまにご支持をいただき盛況のうちに開催させていただいていて、今シーズン初開催の袖ケ浦FTDは開催日の2カ月前に参加募集を開始したのですが、わずか2日間で各クラスとも定員いっぱいとなり、20人の方がキャンセル待ちになるという前代未聞の大盛況ぶり。

キャンセル待ちの繰り上げもまったくできない状況となり、ご参加希望だった方には申し訳ないこととなってしまいました。

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袖ヶ浦FTDの募集開始から、ものすごい勢いで各クラスの枠が埋まっていった、こんなのは前代未聞でしたという事務局の川野さん(左)。ピレリジャパンの児玉さん(右)も、大盛況を喜んでいました。

より多くの方にサーキットの1日を楽しんでいただくよう、さまざまな趣向を凝らして開催しているFTDですが、なかでも応募窓口をショップさんとして、ショップの社長/店長/スタッフと参加されるお客さんが一緒にサーキットに来て、同じ時間を共有するというのが人気の大きな理由です。

普段はお店の人とお客さんという、ビジネスを介した関係ですが、サーキットに来たら一緒に遊ぶ仲間同士。ライディングの話はもちろん、カスタムのことなどいつもはちょっと相談しづらいようなことも気軽に話せる雰囲気になるものです。

FTDに参加するために、ショップさんでバイクを整備してもらい、タイヤも新品にしてその日を待つ。そのウキウキ、ワクワクの時間を楽しめることも人気の理由のようです。

事務局の川野さんによると、レーシングスーツを着てサーキットを思い切り走るクラスに加えて、ツーリングウエアのまま自分のバイクで参加できる「ツーリングクラス」を設けていることもFTDならではの魅力とのこと。

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いつものバイクウエアのままで、先導付きでサーキット走行を楽しめる「ツーリングクラス」も大人気。初めてサーキットを体験して、次はレーシングスーツを着て本格的に走ってみたいと思う人も多いそうです。

いつものウエアといつものバイクで、リラックスした気分で広々したサーキットを走れるとあって、今回の袖ケ浦でも多くの方が参加してくれましたが、走り終わってピットに戻ってきた参加者の方々の笑顔がとても印象的でした。

そして、ツーリングクラスに参加された方が、次はレーシングスーツを手に入れて本格的なサーキット走行ができるクラスにエントリーされることも多いのだと川野さん。

ツーリングでサーキットに来て、美味しいランチを食べて、先導ライダー付きでサーキットをツーリング。このクラスはヘルメットにカメラを付けるのもOKですから、思い出というお土産も持ち帰ることができます。 今回、ツーリングクラスにホンダ・CBR600RRで参加した北川玲美さんは「面白かった! サーキットってすごく広いなぁと思いました。最初はカーブが怖かったけど、慣れてきたら楽しくて楽しくて。私、少しブランクがあってバイクにリターンしてから、ポジティブなことしかなくて、今日もとてもいい体験ができました。次は本格的にサーキットを走ってみたいです」とお話してくださいました。

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大型免許を取得してホンダ・CBR600RRに乗り換えたという北川さん。初めてのサーキットランはとても楽しかったようで、次はもっとスピードを出してみたいとのことでした。

また、ファンティックのキャバレロというFTDではちょっと珍しいバイクで参加してくださった浅山徹哉さん(ミドルクラス)は、「サーキット走行は数回参加していますが、FTDは初めてです。経験豊富なお店の方と一緒に参加できるので、コース取りなどを気軽に聞けてとてもいいと思います」とのこと。

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峠もキャンプもサーキットもこれ1台です、という内山さん。「ブロックタイヤは、攻めきれない感じでちょっと不安でした。でも立ち上がり重視で走ったら気持ちよかったです」

4月13日の時点で、5月26日開催の鈴鹿ツインサーキットFTDも定員の半分以上が埋まっている状況ですから、9月7日開催の鈴鹿ツインからスタートする後半戦も満員御礼が必至の感じ。参加をご希望される方は、7月7日の応募開始直後にお申し込みになることをオススメします。

MCとDJがいる走行会なんてちょっと珍しい

そして、FTDの魅力は走ることだけじゃありません。

自分の走行枠が来るのを待っている間も、楽しい時間が過ごせるのもFTDならではです。

楽しい走行会とはいえ、やはり走行を待っている間はちょっとは緊張するものです。そんな緊張を解いてくれるのが、女性MCによる丁寧なアナウンスと、常にピットに流れているミュージック。それも、参加される方のリクエストにも応じてくださいますから、自分の好きな曲がピットに流れるという、まるでMLBの選手がバッターボックスに立つときのような気分も味わえちゃいます。

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MCトンちゃんの丁寧で明るい場内アナウンスと、充実した機材でパドックのどこにいても聞こえる音響システムを構築してくださる小林さんのおかげで、走行以外の時間も楽しめます。

MCを務めるのは、トンちゃんこと佐藤ともみさん。FTDに加え、ピレリのほかのイベントでもMCを担当するピレリレディです。

「クラス毎の走行時間を、的確にアナウンスすることを心がけています。アナウンスのときはちょっと強めに、フリートークの際はやさしく話しかけています。自分のお庭で走っているような気分になっていただきたいので、お気に入りの曲のリクエストも募集しています」

そして、広いパドックのどこでもしっかりアナウンスや音楽が聴けるように、5つのスピーカーを適所に配置するなど、本格的な音響設備を用意してくださるのがDJの小林大地さん。

「MCの声をパドックにきちんと届けられるよう、スピーカーの配置には特に気を配っています。1回の開催でリクエストされた20~30曲を流していますが、リクエスト以外は走るテンションが上がるようなクラブミュージックを中心にしています」

走っていないときも楽しめて、緊張もほぐしてくれる、至れり尽くせりのホスピタリティ。これがFTDです。

多彩な出店もお楽しみのひとつです

多くのパーツ&ウエアメーカーがパドックに出店し、新商品を眺めたり、商品説明をメーカーの方に聞ける(その場で購入できるものもあり)のもFTDの楽しさのひとつ。

今回の袖ケ浦では、新規出店もいくつかありました。

なかでも、滅多に体験できない「酸素カプセル」は大人気! 入るだけで疲労回復、元気100倍になるということで、体験開始から予約でいっぱいに。料金も、50分3000円/30分2000円というこの日だけの特別料金とあって、たくさんの方が初酸素カプセル体験を楽しんでいました。

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多彩な出店もFTDの魅力のひとつ。今回初出店だった酸素カプセル(下段左端)は大人気で、スタート直後から予約でいっぱいでした。

もうひとつ、注目の初出店がモトジェニックさん提供の「愛車撮影会」。パドック内に撮影ブースを作って、ライティングも行って愛車の撮影(ライダーと一緒も可)をしてくれます。

今回は体験ということで撮影は無料で、後日、クラウドにアップされた写真が気に入ったらプリントしてもらうというシステムで行っていて、23台(人)が愛車を撮影していただいていました。

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東京・武蔵村山市でバイク専門の写真スタジオ・motojenic!を営む尾越さんがイベントなどで行っている「愛車撮影会」は今回の袖ケ浦FTDでも大人気! 撮影してくださった写真は、丁寧にレタッチした後、プリントして提供してくれる(有償)。尾越さんの作品はInstagramで見られます。https://www.instagram.com/bikeandvisualmotogenic

写真と言えば忘れてはいけないのが、参加者のみなさんの走行写真を大御所プロカメラマンの大谷耕一さんが撮影していることも忘れてはいけません。

みなさんが一生懸命コーナーを駆け抜けているそのとき、大谷さんはコース脇からカッコいいカットを撮ろうと望遠レンズでみなさんを狙っています。

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超ベテランカメラマンの大谷さんが、FTDのオフィシャルカメラマンとして各サーキットで走行写真を撮影しています。

大谷さんが撮影した写真は、後日、申込みをされたショップさんにお送りしますから、PCの画面上で自分の走行写真をチェックして、USBなどにダウンロードすればスマホの待ち受け画面などいろいろなところで使用できますよ(しかも無料!)

走行に加えて、たくさんの楽しみをご用意してみなさまのご参加をお待ちしているFTD。後半戦の3開催、9月7日(土)鈴鹿ツインサーキット、10月20日(日)HSR九州、10月26日(土)袖ヶ浦フォレストレースウェイへのご参加をスタッフ一同お待ちしています!

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