2026年9月19日(土)・20日(日)、HSR九州で開催される「2026 鉄馬 with TSK 決戦の日」。今年の9月大会では、勝敗だけではない2つの新しい取り組みに注目です。

MORIWAKI RACINGは、森脇尚護選手のKawasaki Z900RSに加え、堀絢仁選手がHonda CB750 HORNETで参戦。さらにHondaモーターサイクルジャパンも、新型CB400 SUPER FOUR E-ClutchをアイアンNK4クラスに実証参戦させます。

CB750 HORNETは実戦での検証を今後の商品開発へ。CB400 SUPER FOUR E-Clutchは、2027年以降のユーザー参戦も見据えた実証の場へ。

そして今回、Pirelliは双方の取り組みにタイヤを供給します。

MORIWAKIはZ900RSとCB750 HORNETの2台体制

MORIWAKI RACINGは「決戦の日」のアイアンエキスパートクラスに、2台体制で参戦します。

No.30のZ900RSを駆るのは森脇尚護選手。今年5月の「合戦の日」では予選でポールポジションを獲得。決勝は直前の雨によって難しいコンディションとなりましたが、2位でフィニッシュしました。今回は前戦で届かなかった勝利を目指します。

もう1台が、堀絢仁選手のCB750 HORNETです。

堀選手は5月大会ではCB1000Fでアイアンエキスパートクラスに参戦し5位。9月大会では新たにCB750 HORNETを走らせます。MORIWAKIは今回の参戦について、「レースという実戦の場で車両性能を確認しながら、今後の商品開発につなげてまいります」としています。

堀選手も、レースという厳しい環境の中でマシンや各パーツの性能・信頼性を実証していきたいとコメントしています。

Z900RSで勝利を狙う一方、新たにCB750 HORNETを実戦へ投入し、車両やパーツを検証していく。今回の2台体制には、そんな二つの動きがあります。

CB1000Fで積み重ねてきた、実戦での検証と製品開発

今回MORIWAKIがCB750 HORNETについて掲げる「実戦で車両性能を確認しながら、今後の商品開発につなげる」という取り組みは、これまでのCB1000Fでも進められてきました。

2025年9月の「鉄馬」では、当時発売前だったHonda CB1000F CONCEPTを実戦投入。宇川徹選手が駆るMORIWAKI CB1000Fは、Pirelli DIABLO SUPERCORSA V4を装着してアイアンエキスパートクラスのセミファイナル、ファイナルを制覇。ファイナルでは1分03秒748のコースレコードも記録しました。

その後もCB1000Fの開発は続きます。

今年5月に堀選手が走らせたCB1000Fには、発売予定のスイングアーム、バックステップ、ステムなどを装着。MORIWAKI自身が「製品開発も兼ねた仕様」と説明しています。

6月のPIRELLI FUN TRACK DAYでは、その鉄馬参戦車両とカスタマイズパーツをMORIWAKIブースに展示。さらに7月には、MORIWAKIとNITRONが共同開発したCB1000F用レースサスペンションの販売を開始しました。

このサスペンションについても、MORIWAKIは「レース活動から得られた実戦データ」をもとに設計・改良を重ね、レースシーンでの検証を経て製品化したと説明しています。

実戦で車両やパーツを検証し、その結果を製品開発へつなげていく。CB1000Fで積み重ねてきた取り組みに続き、今回の「決戦の日」ではCB750 HORNETが新たに実戦の場へ投入されます。

Hondaは新型CB400 SUPER FOUR E-Clutchを実証参戦

そして今回、「鉄馬」をその先につながる実証の場として使うのはMORIWAKIだけではありません。

Hondaモーターサイクルジャパンは、新型CB400 SUPER FOUR E-Clutchを「決戦の日」のアイアンNK4クラスへ実証参戦させます。

今回は賞典外での出走。9月19日の練習走行・予選を経て、20日の決勝に臨みます。

注目されるのが、E-Clutchを搭載した新型CB400 SUPER FOURをレースという環境に持ち込むことです。

今回の実証参戦は、E-Clutch搭載車のポテンシャルを確認するとともに、2027年以降に一般ユーザーがE-Clutch搭載車でレースを楽しむためのレギュレーション策定も見据えたものとされています。

新しい機構を市販車に搭載して終わりではなく、サーキットへ持ち込み、その先の楽しみ方まで広げていくための一歩です。

CB750 HORNETでは、実戦で得た知見を今後の商品開発へ。CB400 SUPER FOUR E-Clutchでは、将来のユーザー参戦へ。同じ「鉄馬」で、その先を見据えた2つの取り組みが動き出します。

その足元を支えるPirelli

MORIWAKIのZ900RSとCB750 HORNETが装着するのは、Pirelli DIABLO SUPERCORSA V4です。

DIABLO SUPERCORSA V4 SCの製品画像
Pirelli - DIABLO SUPERCORSA V4 SC

同じDIABLO SUPERCORSA V4は、昨年の秋の「鉄馬」でもMORIWAKI CB1000Fに装着され、デビューウインとコースレコード更新に貢献しました。

そして今回、HondaのCB400 SUPER FOUR E-ClutchにもPirelliタイヤが供給されます。

CB750 HORNETの商品開発、CB400 SUPER FOUR E-Clutchの実証参戦、そして勝利を狙うZ900RS。9月の「決戦の日」では、レースの結果とともに、それぞれの挑戦がどんな走りにつながるのかにも注目です。

2026 鉄馬 with TSK「決戦の日」開催概要

開催日 2026年9月19日(土):練習走行・予選
2026年9月20日(日):決勝
会場 HSR九州
住所 熊本県菊池郡大津町平川1500

MORIWAKI RACINGはアイアンエキスパートクラスに、Z900RS/森脇尚護選手、CB750 HORNET/堀絢仁選手の2台で参戦します。

Honda CB400 SUPER FOUR E-Clutchは、アイアンNK4クラスへ賞典外で実証参戦します。