今年2回目のPIRELLI FUN TRACK DAYは、4月27日に千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイでの開催。
おかげさまで各クラスとも応募定員枠がすっかり埋まり、多くの参加者のみなさまと同様、運営スタッフも当日をとても楽しみにしていたのですが、残念ながら天気予報通りの雨……。
参加者のみなさんも、なかなかピットから外に出る気持ちにならないのか、1本目の走行から参加ライダーはまばらな状態。
そして雨は一向に止む気配を見せず、ときおり強さを増すほどで、走行会の天候としてはかなりの悪コンディションの1日となってしまいました。
とはいえ、せっかく集まっていただいたみなさんのために、ピレリジャパン・児玉部長の呼びかけで急遽、ライディングアドバイスの会を開催。児玉部長と、ピレリジャパンのライディング・アドバイザーの溝口さんが、セミナールームに集まった方々の質問にお答えしました。
ご来場いただいたからには何かを持って帰っていただきたいと、運営スタッフ全員がそんな思いで、イベント開催中も臨機応変に対応しているのです。
「どんなことでも構わないので、どんどん質問してください」という児玉部長の問いかけに、「足が短くて、信号で止まるときに怖いんですがどうしたらいいですか?」や「サーキットを走ったことのない友人を、走行会に連れて来るために買わせたらいいバイクはなんでしょう」などといった質問が飛び出しました。
「ストレートで全開にできないために、右から左からどんどん抜かれてしまうけどどうしたらいいですか?」という女性からの質問もあり、アドバイザーの溝口さんが丁寧に返答していました。
もちろん晴天での開催にこしたことはありませんが、万がいち、雨が降っても楽しめるFUN TRACK DAYを目指して、これからもどんどん内容を進化させていきますのでみなさまのご参加をお願いいたします。
新たな企画「DIABLOMANコーチング」もスタート
そしてもうひとつ、ピレリジャパンが今年からスタートした新企画が、ニューキャラクターの「DIABLOMAN」によるライディングレクチャーである「DIABLOMANコーチング」。
サーキットでのスポーツライディングがもっともっと楽しくなることを目的に、DIABLOMANがライダーの悩みに個別にアドバイスをし(基本的にマンツーマン)、実際にDIABLOMANとライダーがサーキットを一緒に走りながら、アドバイスをしたことがライディングに生かせているかをチェック。それを何度か繰り返して、ライダーの課題解決を図るというものです。
DIABLOMANがライダーと一緒に走る際も、単に先導走行をするのではなく、ときには前、ときには後ろを走ってライダーの走りを細かくチェック。これは、先導だけだと、ライダーは付いていくのに必死になって、自分の本来の走りをできなくなることが多々あることを受けてのもので、いつも通りに走ってもらいながらその中でDIABLOMANにアドバイスされたことが実行できているかを確認するためです。
そして走行終了後に、データロガーによる走行ログも参照しながら、DIABLOMANからライダーにアドバイスしたことができているかどうかの説明をして、またデータロガーによる走行ログを見ながら、できていない場合はなぜできていないのかを細かく説明。次の走行で、その部分を重点的にチェックするようにします。
アドバイスすることも、一度にいくつものことを実行するのは難しいので、できるだけひとつのことにしぼってレクチャー。それがタイヤなどのバイクの部品に起因するものなのか、乗り方に起因しているものなのか、原因をはっきりさせて悩みの解決を図っていきます。
このDIABLOMANコーチングは、現在のところライダースクラブ誌主催の「ライディングパーティ」とウェブメディアのRIDE HI主催の「バイクギャザリング」の2つのサーキット走行会の中で実施していく予定ですので、DIABLOMANコーチングを希望される方はこの2つの走行会に参加して、ご自分の走行枠の中でコーチングを受けてみてください。詳細は、ライディングパーティ、バイクギャザリングの主催者にお問合せを。
今後は、2つの走行会以外でもサーキットのスポーツ走行枠を使用してのコーチングなども予定していますので、機会を見つけてぜひDIABLOMANコーチングをご体験ください。