「Pirelli FUN TRACK DAY」は、大人が1日めいっぱい楽しむ休日。だから、参加者のみなさんにご提供するランチにもとことんこだわっています。
頑張ってサーキットを走って、満足した気持ちでいるときにカップヌードルやおにぎりのランチなんてちょっともったいない。サーキットでスポーツして心地よい疲労を覚えている身体には、ちょっとぜいたくでおいしい食事をプレゼントしたいですよね。大人の休日ですから、食べることに手抜きがあっては楽しさも半減です。
そして、ピレリはイタリアの会社ですから、食べることには一切手抜きはしないのです。
筆者も数回、イタリアに取材に出かけたことがありますが、イタリア人の食事に対するこだわりの半端なさにはいつも驚いています。
もう10年くらい前になりますが、ピレリジャパンに招待されて、新しいタイヤや製造方法のプレゼンテーションを受けるために、イタリアとドイツ(ピレリ傘下のメッツラーの工場があります)に行ったことがあります。
最初に訪れたのは、ピレリのテスト部隊の本拠地であるシチリア島。ここで、サルボ・ペニージさん率いるピレリの精鋭テスト部隊が毎日のように公道とテストコースでタイヤの開発を行っています。
成田を出発して、ミラノでトランジットして、シチリア島のカターニア空港に着き、ホテルにチェックインしたのは確か夜の10時過ぎ。長時間のフライトでクタクタになった筆者含む取材班は、シャワーを浴びてさっさと寝たい、そう思っていたのですが、そんなことをピレリサイドは許してくれません。
我々ゲストを歓待してくれるために、ホテルのレストランに豪勢なディナーがセットされていたのです。
そうして、おいしい食事と美味いワインのディナーは、時計の針が12時を過ぎる頃まで続きました。
そしてそれは、日本から到着した我々を歓迎する初日のセレモニー、なんていうものではありませんでした。
朝食はともかく、ランチとディナーはたっぷり時間を取って、食事と会話を楽しむのがイタリア流。そのイタリア~ドイツ取材中は、結構、タイトなスケジュールで動いていたのですが、取材も大事、でも食事も大事。とても印象に残っているのは、ミラノ郊外のビッツォーラにあるピレリの広大なテストコースで取材をした後、その日のうちにドイツに向かうことになっていて、時間があまりなかったのに途中のレストランで食べたランチです。
いくつかの前菜とパスタが出て、これで終わりかと思ったらさらにリゾットが出てきて、ドルチェにエスプレッソと続きました。そのとき、この人たち(イタリア人)はなによりも食事を大切にしていて、それが人生を楽しむために必要なことなのだと実感しました。
ランチの後、フライトの時間が迫っていたため(ランチをあんなにゆったり摂るから……)、ピレリのテストスタッフがものすごいスピードで運転するクルマでミラノの空港に向かったのも今ではいい思い出です(クルマに乗っている最中は生きた心地がしなかったけど……)。
話が大きく横にそれましたが、イタリア人と食事について、少しはご理解していただけたでしょうか。
「Pirelli FUN TRACK DAY」は安全の次にご飯が大切
事務局の川野さんに、ランチへのこだわりについて聞いてみました。
「FUN TRACK DAYでは、安全の次に大切にしているのがご飯、ランチです。仕出し弁当などではなく、ケータリングカーに来てもらって、暖かいものは暖かく、冷たいものはちゃんと冷たく提供することを心がけていて、ケータリング業者の方にもとても細かくリクエストをしています。主菜もお米だったりパスタだったり、いろいろ工夫をしています。そして毎回、参加者の方にアンケートを取って、その日のランチの評判も必ずチェックして、次回の参考にしています」
このおいしさにこだわったランチの代金は、参加料に含まれていて、付き添いのご家族や友人も1人1500円で食べることができます。
まだ「Pirelli FUN TRACK DAY」のランチを食べたことがないアナタ、ぜひ参加するご友人と一緒にサーキットに来て、おいしいランチを味わってみてください。病みつきになるかもしれませんよ!