シーズン16回目のGPで、チームMonster Energy Yamaha Factory RacingのライダーがMX2を制し、2戦を残して初の世界タイトルを獲得。MX2の表彰台はピレリが独占、MXGPではピレリはジェレミー・シーワー優勝、ティム・ガイザーが2位のワンツーフィニッシュ。
2021年11月- FIMモトクロス世界選手権の第16戦が、ミディアムハードの路面が特徴のアルコ・ディ・トレント（イタリア）のサーキット「アル・チクラミーノ」で開催。SCORPION MX32 Mid Soft と SCORPION MX Soft のコンビネーションで優れたパフォーマンスを発揮し、両カテゴリーでピレリライダーが優勝しました。
MX2カテゴリーでは、10月17日に開催されたスペインGPでピレリが暫定総合ランキングで1位から9位までを占め、ワールドタイトルが決定していました。第1レースで2位、第2レースで優勝したルノーは、チームMonster Energy Yamaha Factory Racingに初の世界タイトルをもたらしました。
MX2では、ルノーが1位、トム・ヴィアレ（KTM）が2位、ルーベン・フェルナンデス（ホンダ）が3位となり、オールピレリの表彰台となりました。フランスのセダン出身、若干21歳のルノーは、今季の表彰台獲得は12大会目、優勝5回、2位5回、3位2回の成績を残しました。
MXGPでは、ジェレミー・シーワー（ヤマハ）がRace1 : 1位、Race2 : 2位で今季初優勝。2位にはRace1 :4位、Race2 :優勝のティム・ガイザー（ホンダ）が入りました。
トップ5には、KTMのジェフリー・ハーリングスが4位、アントニオ・カイローリが5位に入賞。残り2戦となった現在、総合成績でトップに立つ3人のライダーが、わずか3ポイント差で接戦を繰り広げています。
この後、選手権はマントバの "Tazio Nuvolari (タツィオ・ヌヴォラーリ)"サーキットに舞台を移し、今シーズン最後の2戦が行われます。
レースリザルト（太字がPIRELLIライダー）
MXGP race 1
1. SEEWER Jeremy (SUI)
2. FEBVRE Romain (FRA)
3. HERLINGS Jeffrey (NED)
4. GAJSER Tim (SLO)
5. CAIROLI Antonio (ITA)
MXGP race 2
1. GAJSER Tim (SLO)
2. SEEWER Jeremy (SUI)
3. FEBVRE Romain (FRA)
4. HERLINGS Jeffrey (NED)
5. CAIROLI Antonio (ITA)
MX2 race 1
1. HOFER Rene (AUT)
2. RENAUX Maxime (FRA)
3. FERNANDEZ Ruben (SPA)
4. VIALLE Tom (FRA)
5. BEATON Jed (AUS)
MX2 race 2
1. RENAUX Maxime (FRA)
2. VIALLE Tom (FRA) GEERTS Jago (BEL)
3. FERNANDEZ Ruben (SPA)
4. WILSON Todd (AUS)
5. HAARUP MIKKEL (DAN)
GP standings
MXGP
1. SEEWER Jeremy (SUI)
2. GAJSER Tim (SLO)
3. FEBVRE Romain (FRA)
4. HERLINGS Jeffrey (NED)
5. CAIROLI Antonio (ITA)
MX2
1. RENAUX Maxime (FRA)
2. VIALLE Tom (FRA)
3. FERNANDEZ Ruben (SPA)
4. HOFER Rene (AUT)
5. WILSON Todd (AUS)
Championship standings:
MXGP
1. FEBVRE Romain (FRA) p.614
2. GAJSER Tim (SLO) p.613
3. HERLINGS Jeffrey (NED) p.611
4. PRADO Jorge (SPA) p.502
5. SEEWER Jeremy (SUI) p.498
6. CAIROLI Antonio (ITA) p.496
MX2
1. RENAUX Maxime (FRA) p.642
2. GEERTS Jago (BEL) p.532
3. GUADAGNINI Mattia (ITA) p.516
4. VIALLE Tom (FRA) p.487
5. BEATON Jed (AUS) p.477
6. HOFER Rene (AUT) p.474
