3月22日~24日に東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーのメッツラーブースの目玉は、大注目のニューモデルである最新モデルのROADTEC™ 02

新製品ロードテック01のロゴ画像

スポーツツーリングタイヤの人気モデルであるROADTEC™ 01SEの後継モデルとして発表された02は、1つのタイヤで2つの異なる性能の恩恵を受けることができるという史上もっとも欲張りなタイヤです。

ROADTEC™ 02は、スポーツツーリングからスーパースポーツまで、幅広いモデルにおいてタイヤの挙動を安定的に適応させる「アダプティブ・トレッドパターン」を採用しました。

これは、ライダーがツーリングをしているときや路面が濡れた状況ではトレッドパターンの長い溝が水の排出とトレッドコンパウンドの適切な可動性を促進し、素早いウォームアップ、快適性、グリップ力を提供します。これは、スポーツツーリングタイヤの典型的な機能と特徴です。

ただし、よりスポーティなライディングスタイルが好まれる場合、つまりドライコンディションでは、より大きな荷重伝達と横方向の推力により溝の一部が閉じ、トレッドバンドのコンパクトさと安定性が向上。これにより、コンパウンドのグリップ特性を最大限に活用し、ライディングの精度を向上させ、その挙動を補正してスーパースポーツタイヤに近いフィーリングになります。

トレッドパターンは、ROADTEC™ 01と比較してシーランド比を見直して接地面積を増加させ、リーン角の変化に応じてより均一かつスムーズな走行を提供。より正確なハンドリング、向上した乗り心地、さらに、溝の存在が少なくなると、トレッド上の分断が少なくなり、音響的な快適さ(ロードノイズの減少)のなどの利点がもたらされます。

また、リヤタイヤにはフルシリカのデュアルコンパウンドを採用し、高速走行時の安定性と濡れた路面でもリーン時のグリップ力を兼ね備えています。

ROADTEC™ 02は、6月からサイズ別に順次発売する予定で、サイズは
フロント
120/70ZR17 M/C(58W)TL
120/70ZR19 M/C 60W TL
110/80R19 59V TL
リヤ
150/70R17 M/C 69V TL
160/60ZR17 M/C (69W) TL
170/60ZR17 M/C (72W) TL
180/55ZR17 M/C (73W) TL
190/50ZR17 M/C (73W) TL
190/55ZR17 M/C (75W) TL
190/55ZR17 M/C (75W) TL(O)
となっています。

ロードテック02の画像
人気モデルのROADTEC™ 01SEの後継モデルだけに、東京MCショー会場のメッツラーブースでもタイヤをじっくり見るライダーの姿が多々見られた。

RIDE HIプロデューサー・根本健さんがトークショーを行った

また、メッツラーブースでは、ウェブメディア・RIDE HIプロデューサーの根本健さんが各日2回ずつ・計6回、「メッツラーの技術力」をテーマにトークショーを行いました。

トークショーで解説をする根本健さん
メッツラータイヤの構造を、ボールを潰しながら解説した根本さん。

メッツラーのテスト部隊のボスである、サルボ・ペニージさんと旧知の中であり、メッツラータイヤに対する造詣も非常に深い根本さんは、メッツラータイヤを履くことでライダーにもたらされるメリットを分かりやすく、しかも論理的に解説。

メッツラーならではのスチールラジアル構造が年々進化していることや、公道で徹底的にテストすることで得られるストリートタイヤに求められる性能の実現についてなどを詳しくお話してくださいました。

メッツラーブースに足を運んでくださったお客さまに、心から感謝申し上げます。

また、ROADTEC™ 02の発売をお楽しみにお待ちください!