世界でも注目を集める日本最大の二輪・四輪のカスタムショーである「YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW」で、2回連続の「Best of Show Motorcycle」を獲得したSURE HOT(シュアショット)。その美しく、独創的なカスタムマシンの足元を固めるのはメッツラータイヤ。

見た目やスタイルだけではなく、ハンドリングや取り回しなどにも徹底的にこだわるSURESHOT代表の相川さんがメッツラータイヤをチョイスする理由をお聞きした。

ハーレーに最適なタイヤ

2019年に「K2」で、そして昨年は「DST」でYOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOWのナンバー1カスタム(2021年CUSTOM FRONT’S PICKも同時受賞)の座を獲得したのがハーレーダビッドソンをベースとしたSURESHOTのカスタムマシン。

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1968年FLHの1200ccエンジンを非常にスリムなフレームに搭載。リヤバンクのエキゾーストパイプをフレームの中に取り回すなど、スリムでミニマルなフォルムにこだわり、2019年にBest of Show Motorcycle(YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW)に加え、Bangkok Hot Rod Custom Show’s Pick(タイ)、Retro Classic Cycles’Pick(インドネシア)、MOONEYES Excellence Book’s Pick(フランス)の計4冠に輝いたK2。タイヤはCRUISETEC™。
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2019年に続き、2回連続(2020年はコロナ禍のためショー自体が開催されなかった)Best of Show Motorcycleを獲得したのがDST。ダイナフレームをソフテイルにモディファイするという非常に手の込んだ手法で作り上げられている。オリジナルデザインの前後ホイールや、ドゥカティ・モンスターの片持ちリヤアームを流用してリヤ周りをシンプルに仕上げるなど、こちらも徹底的に細身のシルエットにこだわったマシンだ。タイヤはもちろんCRUISETEC™。
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昨年、2年振りに開催されたYOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOWの表彰式。左から2番目で盾を持っているのがSURESHOTの相川さん。

ハーレーベースと聞くと走りよりもスタイル重視のチョッパーを思い浮かべがちだが、SURESHOT代表の相川さんは、スタイルと走りの性能の両方を両立したカスタムマシンを作り上げる。

「ウチはハーレーをメインに扱っていますので、見た目を気にされるお客さまが多いんですが、バイクショップの立場から言うとコーナリングの気持ちよさや、取り回ししやすさにも気を配って欲しいんです。国産車に比べて車重があるハーレーには、重量車に特化したメッツラーのCRUISETEC™がまさにベストマッチ。ハンドリングがよく、バイク本来の楽しみであるコーナリングが満喫できるようになります。とくに、パターン重視のクラシック風タイヤから履き替えるととても分かりやすくて、みなさん走って感動しています」

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適正化されたカーカスと形状により、重量級クルーザーでも優れた快適性とハイパフォーマンスを発揮するCRUISETEC™。デュアルコンパウンドを採用したリヤにはシリカを高配合し、トレッドパターンとタイヤ形状によるグリップ性能とケミカル(コンパウンド)グリップ性能により、濡れた路面でも快適な操作性を発揮する。

相川さん自身、若い頃はタイヤのことは外観以外あまり気にしていなかったという。

「社会人になってヤマハのSR400を買ったんですが、メッツラーのME77が標準装着タイヤでした。その頃はタイヤの重要性や違いについて深く意識していなくて、トレッドパターンしか見ていなかったんですが、元々オフロードマシンのXT500をクラシックなモデルに仕上げたSRには、ME77は製品コンセプトからもベストマッチなタイヤでしたね」

バイクショップのメカニックを経験してから、いくつかのハーレーカスタムのお店を経て29歳のときに独立してSURESHOTを設立した。

「メカニック出身なので、バイクは走りもちゃんとしたものにしたいという考えが頭の芯にあるんです。また、自分でいろいろなバイクを乗るようになって、どんどんバイクで走るのが楽しくなってきました。そうすると、タイヤについても新しい考えの新しいタイヤのよさというのが分かってきました。タイヤを交換するとハンドリングに変化が生まれる楽しさも分かって、お客さまにもそれをお伝えするようになったんです。そうすると、タイヤ交換はお金がかかって嫌だと言っていた人も、こんなに乗り味が変わるんならと楽しみにしてくれるようになりました」

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ダイナマシンと熟練メカニックによるインジェクションチューニングにも力を入れている。

走りに加えて、カスタムマシンには見た目のよさ、ルックスも大切だ。

「カスタムマシンを製作する際、必要なものは自分で作っちゃうんですけど、タイヤだけは作れません。ウチが作るカスタムは、走りを意識した軽快なチョッパーが多いので、トレッドパターンを含めて今までにないコンセプトで仕上げてくれたCRUISETEC™がピッタリなんです」

メッツラーはクルーザーを重視してくれているタイヤメーカーだと相川さんは言う。

「走りを重視したマシンにはCRUISETEC™、ワイド径タイヤを好む方にはME888 MARATON™をオススメしています。先日、ME77をフロント21インチ、リヤ16インチのチョッパーに使ったらなかなかいい感じに仕上がって、お客さまも喜んでくれました。クラシックなパターンで性能も優れたタイヤは少ないですから、これは今後も使えるなあと思っています」

先日、インドネシアで開催されたカスタムショーに、DSTとともに招待された相川さん。

「初めてインドネシアのショーを見たんですが、とにかく熱かったです。まだまだ小~中排気量の日本車のアメリカンバイクベースのカスタムが多かったんですが、なかにはハーレーベースのカスタムもありました。ユーザーの年齢層もとても若いですし、これから急速に発展していくと思いました」

SURESHOTのカスタムマシンとともに、メッツラータイヤもアジアの国々でプレゼンスを増していくような予感がする。

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<相川さんプロフィール>
1975年生まれ、兵庫県神戸市出身。17歳のときに原付免許を取得し、ホンダ・MTX50Rを購入しアルバイト中にタンクの板金などを行ってカスタムの楽しさに目覚める。大学を卒業して、大型バイクショップチェーンに就職し、そこで整備士の資格を取得するなどメカニックとしての経験を積んだ後、ハーレーカスタムショップ数店を経て、2003年12月に千葉県にSURESHOTをオープン。「本業はバイクショップ」ということで、カスタムはもちろんのこと、年間80台は取り扱うという車検整備やメンテナンス、ハーレーダビッドソンの中古車の販売(旧車含む)をメインに行っている。現在は12月4日に開催される今年のYOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW出品に向けて、カスタムマシン製作に鋭意取り組んでいるところだ。

<SHOP DATA>
●SURESHOT
千葉県八街市八街へ199-1123
TEL:043-312-0900
FAX:043-312-0901
定休日:水、木曜日
営業時間:10:00~19:00
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