Photo/大谷耕一

袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたメッツラー・ロードテック02試乗会の際に、昨年夏に発表され今シーズンから本格的に国内投入されるピレリのアドベンチャーモデル用のSCORPION™ Trail Ⅲの試乗会も同時開催されました。

従来のSCORPION™ Trail Ⅱからトレッドパターンの大幅な変更を受け、スリックライクなエッジ部分を獲得するなどしてさらにオンロード性能を高めたSCORPION™ Trail Ⅲは、独特のFLASH™グルーブを継承しアドベンチャーモデル用スーパーコルサと呼べる外観を得ています。

また、ほとんど、あるいはごくたまにしか未舗装路を走ることがないライダーのため、95%オンロードユースを前提としたモデルに仕上げられています。

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オンロード性能の大幅な向上、静粛性のアップのために、トレッドデザインを大きく進化させたSCORPION™ Trail Ⅲ。

SCORPION™ Trail Ⅲの詳細については、下記記事をご参照ください。

GSでサーキットを走ってみたい人に最適

そんなオンロードユースに特化したアドベンチャー用タイヤですから、袖ヶ浦フォレストレースウェイはその実力をチェックするには最適な場所。SCORPION™ Trail Ⅲを装着したBMW・R1300GSを用意いたしました。

日ごろからR1300GSに乗る頻度の高い、BMW BIKESの桜井編集長に印象を聞いてみました。

「普段GSに乗るときは、だいたいブロックタイヤなので、それと比較するとSCORPION™ Trail Ⅲは安定性がとても高くて、もっと寝かせても大丈夫という気になります。寝かしこんでいくときにちょうどいい抵抗感があって、急にスパッではなくて程よくスパーっという感覚で動いてくれるので、恐怖感は感じませんでした。ツーリングからサーキットまで対応できますから、GSでサーキットを走ってみたい人にいいと思います。また、オンロードが95%とはいえ、オフロードもそれなりにこなすと思うので、未舗装路のあるキャンプ場などに行くときの安心感が全然違いますね。オールマイティで汎用性が高いと感じました」

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日ごろから乗りなれたR1300GSだが、いつものブロックタイヤとはまったく違う安定感、グリップ性能に驚いていた桜井編集長。

峠道では無敵のタイヤ

DIABLOMAN(A)も、とても好印象を抱いたようです。

「サーキットを走るためのというよりは、荒れた峠道などで真価を発揮するタイヤだと思う。結構なリーンアングル、コーナリングスピードでも嫌な感じがしなくて、ピレリらしさがあって寝かし込んでいっても滑るようなことはなかった。ブロック系のタイヤは、どうしてもロードノイズや乗り心地といったネガな部分があるけれど、SCORPION™ Trail Ⅲにはそれがないのがいい。峠道では無敵のタイヤだと思う」

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「峠道では無敵」と高い評価をしたDIABLOMAN(A)。

峠道では、スーパースポーツを追い回すほどの実力を持つのがアドベンチャーバイク。SCORPION™ Trail Ⅲはさらにその実力を上乗せしてくれそうです。

余談ですが、今シーズン、ピレリはモトクロスレーシングチーム「マウンテンライダーズ」とコラボして、全日本モトクロスにも参戦します。タイヤは、SCORPION™シリーズのMXタイヤ、SCORPION™ MX32™ MID SOFT(S32)。

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今シーズンからマウンテンライダーズとともに、本格的に全日本MXシリーズに参戦するピレリ。SCORPION™ MX32™ MID SOFT(S32)は従来と同じ名称、外観だが、内部構造などを一新した最新タイヤだ。

モトクロス世界選手権で、通算82回のチャンピオンをピレリにもたらした高い実績のあるタイヤの最新版になります。
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今シーズンは、オンロード/サーキットだけじゃなく、オフロード/モトクロスコースでも、ピレリタイヤが活躍する姿が見られそうです。


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