その昔、ピレリのカレンダーがどうしても欲しかったジョン・レノンが、UKピレリのオフィスを自分で訪ねたという逸話があるピレリのカレンダー「The Cal™」。
芸術的で文化的な意味合いを持つ、洗練された写真の数々で構成され、1964年に誕生して以来50年間、「The Cal™」は現代文化を捉えて解釈し、しばしば新しいトレンドを生み出すような、そのときにもっとも高く評価されている写真家による作品によってこの世に送り出されてきました。
1964年から2020年まで、合計48のピレリ・カレンダーが37人の写真家によって制作されました。
残念ながら2021年はCOVID-19の世界的流行により制作を断念せざるを得ませんでしたが、2022年、ミュージシャン兼写真家のブライアン・アダムスによる素晴らしい写真の数々とともに、第48版のピレリ・カレンダー2022が2021年11月に発表されました。
これまでの「The Cal™」は、非常に芸術的かつ前衛的な女性のヌード写真を用いることが多かったのですが、今回のテーマは「ミュージシャン」。音楽とともに写真作品を長い間追求してきたブライアン・アダムスの発案によるものだと言います。
タイトル&テーマは「On The Road」。
11人のミュージシャンが登場する
テーマであり、このカレンダーのタイトルでもある「On The Road」(ブライアン・アダムスの最新曲も同じ名称)を表現するように、1日が朝の7時45分から始まり、レコードジャケットのような真四角のケースに入ったカレンダーにはブライアン・アダムス本人を含め、全部で11人のミュージシャンが登場します。
2月のセイント・ビンセントに始まり、3月はカリ・ウチス、4月はサウィーティー、5月はシェール、6月はノーマニ、7月はジェニファー・ハドソン、8月はイギー・ポップ、9月はGrimes、10月はボバン・フェニックス、11月はリタ・オラ、12月はアダムス自身が登場して旅を締めくくっています。
撮影日はわずかに3日間で、その間の2日間で25ものセットが用意されたと言います。
ここでは、1カ月1枚ずつ掲載された写真をご紹介しますが、これ以上ご覧になりたいと思った方はぜひピレリ・カレンダーのウェブサイトをお訪ねください。アナタのインスピレーション、旅心をくすぐる写真の数々が待っていますから。
https://pirellicalendar.pirelli.com/en/home