TOURANCE™ NEXT2の詳細解説の最終回は、TOURANCE™ NEXTと比較してどのように性能が向上したのかを、レーダーチャートで見てみることにします。
もっとも性能が向上しているのはブレーキ性能で、TOURANCE™ NEXTよりもさらに高いウエットでの制動性能とブレーキングレスポンスを実現しています。
これは、新しいコンパウンド配合と、METZELER HYPERBASEコンパウンドレイアウトによって実現したもので、同セグメントの競合他社製品よりも時速85㎞からの制動距離が1.5m縮まっています(当社テスト計測値)。
ブレーキ性能に次いで顕著に性能向上が見られるのがウエット性能、ハンドリング性能、フル積載時の安定性となります。
ウエット性能に関しては、ブレーキ性能と同様に、新しいコンパウンド配合とMETZELER HYPERBASEテクノロジーが大きく性能向上に寄与しています。
ハンドリング性能向上には、メッツラー独自のINTERACT™テクノロジーに加え、TOURANCE™ NEXTに比べて短く断片化された縦方向の溝や、センター部からサイド部に至る長さと形状が異なる、DYNMATECテクノロジーによる3種類の溝を採用したリヤタイヤの新たなトレッドパターンが貢献しています。
また、トレッドパターン、構造、適応性のあるコンパウンドの組合せにより、パッセンジャーを乗せたときや、荷物をフルに積載したときにも、ソロで走っているときと変わらない快適性、安定性の向上を実現しています。
今年の春から順次、投入予定です
あらゆる面でTOURANCE™ NEXTを上回る性能を実現したTOURANCE™ NEXT2。
この春から、
〇フロント
110/80R19 M/C 59V TL
120/70R19 M/C 60V TL
120/70ZR19 M/C 60W TL
90/90-21 M/C 54V TL
〇リヤ
150/70R17 M/C 69V TL
170/60R17 M/C 72V TL
170/60ZR17 M/C 72W TL
150/70R18 M/C 70V TL
が順次、発売になる予定です。
これに続いて用意されるサイズは、
〇フロント
110/90R-19 M/C 57V TL
120/70R19 M/C 60V TL
120/70R19 M/C 60V TL(B)
120/70Z19 M/C 60V TL
90/90-21 M/C 54V TL
〇リヤ
130/80R17 M/C 65V TL
140/80R17 M/C 69V TL
170/60R17 M/C 72V TL(B)
の予定となっています。
今後も魅力的なモデルが続々と登場しそうなアドベンチャーセグメントに向け、すべてが生まれ変わったTOURANCE™ NEXT2。アナタの愛車のパフォーマンスをフルに引き出し、安心して長期間楽しむためのベストチョイスと言えるでしょう!