Photo/大谷耕一、メッツラージャパン

2月26、27日の2日間、袖ヶ浦フォレストレースウェイでメッツラー・ROADTEC™ 02のメディア試乗会を開催しました。

参加してくださったのは、RIDERS CLUB、オートバイ、ヤングマシン、BMW BIKES、RIDE HI、Web!keの6メディア。

昨年発表し、今年から本格投入しているROADTEC™ 02は、「1本で2つの楽しみを」というコンセプトで開発された「スーパースポーツツーリングタイヤ」。最新技術の投入で、ツーリングからサーキットラン、ネイキッドからアドベンチャーバイクまで幅広く対応する次世代のタイヤです。

大きな特徴は、荷重がかかるとトレッドの溝が潰れてスリックライクなトレッド面になる「DYNATREAD™アダプティブ・トレッドパターン」を採用していること。

これによって高い荷重がかかる、サーキットやワインディングでのリーン時に確実で強力なグリップ性能を生み出しています。

さらに特筆すべきは、ツーリングからサーキットまで幅広く対応する性能を、リサイクル材料と米のもみ殻やトウモロコシのヒゲなどのバイオベース材料を合計40%以上用いながら実現していること。高性能とサスティナビリティを両立したタイヤなのです。

ROADTEC™ 02の詳細は、このサイトにアップした3本の記事をご覧ください。

メッツラーらしい安定性の中に軽快感がある

さて、今回のメディア試乗会は前日にホテルで技術解説を行い、続けて懇親会を開催。翌日、袖ヶ浦フォレストレースウェイでサーキットテストというスケジュールで行われました。

1泊2日の試乗会なんてバイクメーカーでもなかなか行わないご時世ですから、メッツラーのROADTEC™ 02に対する意気込みを表しています。

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技術説明会の後は懇親会。オークラアカデミアホテルの美味しいフルコースディナーを堪能しました。

試乗会は両日とも天気に恵まれ、気温も上がってきてタイヤテストには十分なシチュエーション。ROADTEC™ 02を装着したテストマシンは、ドゥカティ・モンスター、BMW・R1250R、同じくBMW・R nine Tの3台。

それでは、参加されたメディアの方のコメントをご紹介しましょう。

1回目のテスト終えてピットに戻ってくるなり「いいよ、これ!」とおっしゃったのはRIDE HIの根本健さん。

「いままでのメッツラーにあった頑固な安定性ではなく、乗りやすい安定性になった。手応えが減っていて、安定性の中に軽快感が出ている。フロントは、リーンに入っていくときの重さが全然なくてROADTEC™ 01SEとはまったく違い、荷重をかけると軽快性が出てくる特性。トータルで性能を上げているから、サステナブルな素材を使用しているネガは出ていない。ツーリングには最適なタイヤだね」

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開口一番、「いいよ、これ!」と高い評価をくださった根本さん。高速安定性も抜群で、路面の縦方向の溝に入ってもハンドルが左右に持っていかれることもないと絶賛してくれた。

ここ袖ヶ浦で、サーキット走行会の「ライディングパーティ」を主催するRIDERS CLUBの河村聡編集長は、「自走でサーキットに来て、サーキットを走った後はまた自走で帰るお客さまにオススメしたいです。モンスターで結構頑張って走っても、まったく破綻しないし、しっかりグリップしてくれるのでフロントからすくわれそうな感じもまったくありませんでした」

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袖ヶ浦で開催しているライディングパーティに、自走で参加するライダーにピッタリのタイヤと河村編集長。

BMW BIKESの桜井編集長は、R nine T、R1250Rの2台のBMWでROADTEC™ 02をテスト。

「R nine Tは、すごく軽くて、切り返しも押し引きもすごく軽かった。R1250Rは、しっとりした粘り気があるけどそれが抵抗感にはなっていなくて、上質な大人の感じがしました。ツーリング中に出会うさまざまなシチュエーションにも、確実かつ十分に対応してくれるし、BMWのディーラーが袖ヶ浦で開催している『BMW Motorrad Circuit Experience』のようなイベントに参加してサーキットを走ってみたいと思っている人にもうってつけのタイヤだと思います。どこでもグリップするし、安心感も高いです」

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2代のBMWでROADTEC™ 02をテストした桜井さん。ツーリングからサーキットランまで楽しむような、BMWユーザーにピッタリのタイヤとのこと。

袖ヶ浦フォレストレースウェイのPIRELLI FUN TRACK DAYに併催している「やさしいバイクレッスン」で鈴木大五郎先生のアシスタントを務めているノア・セレンさんは、オートバイ誌のテスターとして参加しました。

「接地感が豊富で、バンク角も一定のところで安定している。街乗りがメインで、年に数回サーキットランをするライダー、とくにドゥカティに乗っているライダーにピッタリなタイヤだと思います」

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ノアさんがテストしたとき、少々フロントタイヤの内圧が高く、「サーキットを走るなら、内圧をしっかり管理して楽しんでほしい」ともコメント。

ショッピングサイトのWe!bikeを展開するリバークレイン・メディア事業部の瀧村さんは、初めてのサーキットランということで、少々緊張しながらコースイン。

「どっしりとした感じで、峠を攻めるというより街乗りを楽しむのがいいと思いましたが、サーキットでもそんなにすごいスピードを出さなければ、十分安心感、安定感を感じられました」

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初サーキットランということで、少々緊張しながらコースインした瀧村さんだったが、ROADTEC™ 02の安定性と高いグリップで安心してテストができたようだった。

表現方法は異なれど、メッツラーらしい安定感をキープしながら、新たな技術であるDYNATREAD™アダプティブ・トレッドパターンの採用などにより、ROADTEC™ 01SEを大きく上回るスポーツ性を手に入れたところが高く評価されました。

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