メッツラータイヤをこよなく愛し、その素晴らしさを多くの人たちに伝えている方を紹介するメッツラー・ラバーズ。

今回は、バイクメディアのみならず各方面で幅広く活躍するモデル/コラムニストのちぱるさん。彼女の愛車で「日本でもっとも有名なNinja」とまで言われるフルカスタムされたカワサキ・GPZ900R(以下ちぱる1号)が装着するタイヤはメッツラー・RACETEC™ RR。

可憐でかわいらしいイメージのちぱるさんとは対照的で武骨なNinjaと、スリックライクで超レーシーなRACETEC™ RR。そのミスマッチにも思える意外な組合せが誕生した理由からお聞きしてみた。

*写真協力:DOORS&Co

ロングヘア―をなびかせて、赤いちぱる1号で疾走する女性ライダー。多方面で活躍するちぱるさんに抱くイメージは人それぞれですが、多くのライダーにとってちぱるさんと言えばNinjaであり、大きく武骨なNinjaを乗りこなす華奢なちぱるさんの姿を見て、Ninja乗りになったライダーも多いと聞きます。

ちぱるさんの走行写真
柔らかい乗り味が気に入っているRACETEC™ RRを履いた赤いちぱる1号で疾走するちぱるさん。ちぱるさんだと気づくと、後をついてくるライダーが続出して、最近は昼間にこのNinjaで走るのを躊躇してしまうほどだそうだ。

そして、そのちぱる1号の足元を固めるのはメッツラー・RACETEC™ RR。スリックタイヤのような外観と、マン島TTレースでも大活躍する高い実力を発揮するスーパースポーツタイヤを、ちぱるさんはなぜ選んだのでしょう。

「18歳のときに大型二輪免許を取って、お金もあまりなかったので格安の、そしてボロボロのNinjaを購入しました。自分で直しながら乗り始めて、そのうちカスタムが楽しくなって、Ninjaカスタムの最高峰と言われるショップに出入りするようになりました。その頃、Ninjaカスタムの定番タイヤはピレリのDIABLO™ だったんですが、当時は何でも逆張りをしたい年頃だったのでみんなと同じではイヤ、でもDIABLOのようなスリックライクなタイヤにしたいと、迷わずメッツラーのRACETEC™を選びました。でも、実は一番の理由は大好きな象のマークが付いていたからなんですけど(笑)」

レーステックRRの製品画像
公道レースで勝利するために生まれたハイパフォーマンスタイヤがRACETEC™ RR。あらゆる路面状況に対応する懐の深さが魅力だ。

カスタムの世界は数字が大事。だから180ではなく200サイズにこだわったというちぱるさん。200サイズで、スリックのような迫力あるパターンのRACETEC™はちぱるさんの要求にバッチリ応えてくれたのです。

ちぱるさんの愛車GPZ900R
Ninjaカスタムで名高いACサンクチュアリーの手でフルカスタムされたちぱる1号。200サイズのRACETEC™ RRがガッチリと足元を固めている。

実際に履いてみてどうだったのでしょう。

「ちょうどマグホイールに換装したばかりで、軽いホイールとRACETEC™の組合せでNinjaがヒラヒラと軽快に寝てくれるようになったんです。と同時に、公道レースでも活躍する超高性能なタイヤの割には、とても柔らかい乗り味のタイヤだなぁと感じました」

メッツラーのスチールラジアルならではの柔らかな乗り味がとても気に入ったそうです。

ml20_exchange.jpg
2024東京モーターサイクルショーに展示するために、新品のRACETEC™ RRに交換。「穴が開きそうなほどジーっとバイクを見る人が多いので、タイヤの摩耗やひび割れにはとても気を遣っています」とのこと。

ちぱる1号を見てRACETEC™ RRを履くライダーが急増!

ちぱる1号は、神戸にある川崎重工が運営する「カワサキワールド」にまで展示されるなど、さまざまな場所で展示されることが多いと言います。

「ショーなどで展示されると、みんな私のNinjaを品定めするようにジーっと凝視するんです。だから、いつ、どんな角度から見られても一片の隙もないように、タイヤもハイエンドなものを履いていたい。タイヤって大きいパーツだから、誤魔化しがきかないですからね」

カワサキワールドでのイベントの写真
2016年には、神戸のカワサキワールドにちぱる1号が展示され、「ちぱる vs Ninja H2開発者」というステージイベントを行った際には、ものすごい数のお客さんが集まった!

RACETEC™から現在のRACETEC™ RRに至るまで、ちぱる1号のタイヤはメッツラー一択。ちぱるの愛車を見て、真似をしてNinjaにRACETEC™/RRを装着するライダーが増えたほどだそうです。

さらに、バイク雑誌の自身の連載ページではちぱる2号ことKTM・250DUKEにSPORTEC™ M7RRを装着。こちらもRACETEC™と同様、柔らかな乗り味と高いグリップ力が気に入っているそうです。

ちぱるさんの愛車KTM・250DUKE
SPORTEC™ M7RRを装着したKTM・DUKE250ちぱる2号では、さまざまなチャレンジを行ってきた。ときには船橋オートレースの選手たちとオートレース場を激走したり、陸上自衛隊第一空挺団の隊員とちぱる小隊を結成してバイクに乗る隊員と一緒に走ったりと、普通ではあり得ないような体験をしている。

いま気になっているメッツラータイヤは、可愛い象のマークがリヤタイヤのセンターに付いているSPORTEC™ M9RRと、林道用のヤマハ・セローに履いてみたいMCE 6DAYS EXTREAM。性能はもちろんですが、見た目、外観にもとことんこだわるちぱるさんらしいチョイスですね。

スポルテックM9の製品画像
リヤタイヤのセンター部分に、メッツラーの象のキャラクターが入ったSPORTEC™ M9RR。キャップ&ベース構造やフルシリカコンパウンドなどの最新技術をフル投入して、「日常を楽しむ」最適性能を実現したスーパースポーツタイヤ。

これからもちぱる1号を見て、自分のNinjaにもRACETEC™ RRを履きたい! と思うライダーがたくさん生まれてくることは間違いないでしょう。

ちぱるさんの顔写真

<プロフィール>
神奈川県出身。幼少の頃から乗り物が大好きで、父親が乗っていたバイクにも自然に乗るようになり、16歳で原付免許を取得して高校にもジャージを履いてベンリィでバイク通学(もちろん禁止)をしていた。ある日、高校からの帰りにスーパーの駐輪場にバイクを停めて、戻ったらマフラーが盗まれていて家に帰れないと焦ったちぱるさんは、近所のバイク用品店で目に入ったモンキー用のマフラーを購入。なんとかベンリィに装着して家に帰ったという。このときに、カスタムの素質が萌芽したのかも知れない。そして、18歳のときに大型免許を取得。大学在学時よりモデルの仕事を始め、四輪のレースクイーンを10年連続で務める。その後、TV番組のアシスタントなどをしているうちに、バイクに乗っていることが徐々に知られてバイク関連の仕事が増えていき、複数のバイクメディアで連載を持ち現在に至る。また、さまざまなメーカー/ブランドのアンバサダーも務めている。趣味は長風呂とペットの亀の世話。
http://ameblo.jp/chiparu125

ml20_motorists.jpg

<取材協力>
取材・撮影は、ちぱるさんがカタログモデルを務めるモータリストのファクトリーで行った。

●モータリスト・ファクトリー
東京都大田区仲六郷2丁目41−8
電話:03-3824-2000
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日、木曜日
https://motorists.jp/